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第6章

杀意的定时炸弹北阿尔卑斯涸沢山杀人事件(日文版)-第6章


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「それは、どんな話ですか?」
「それがね、耍麤gさんが遺体で発見される前日の10月10日、新罚Ц撙榉'高岳山荘へ登ってきた人から、荷継小屋(につぎごや)跡にあるル劝改诎澶g摺盲糠浇扦叵颏堡圃O置されていたって言うんだよ」
「???」
「でも、その日はあいにくと罚Ц咴郎角Pの方も満員御礼で、とても人員を割(さ)く余裕は無かったし、第一、その話を登山者から聞いたのが夕方4時過ぎだったとかで、次の日の午後、スタッフが確認しに行ったそうなんだ。でも、現地に着いてみると案内板には特段、異常は無かったって言うんだよ」
「その話に何か不審な点でもあるんですか?」
「罚Ц咴郎角Pの今田さんが言うには、新罚Ц撙楹删@小屋跡まではル鹊膜颂丐嗣预w所は無いらしいんだけれど、問睿悉饯长橄趣坤盲蒲预Δ螭坤琛
「と言うと?」
「荷継小屋跡から稜線まではガレ場の登りなんだそうだが、そこには涸沢岳南西尾根を挟(はさ)んで左右に二つのガレ場がある。罚Ц咴郎角Pの建つ白出(しらだし)のコルへ登るには、手前の荷継沢(につぎさわ)ではなく、必ず奥の白出沢(しらだしさわ)を登らないといけない。でも、初めての人は、一見登りやすそうな手前の荷継沢をついつい登りたくなってしまう。だから、わざわざ、そこにル劝改诎澶蛑盲い郡盲蒲预Δ螭馈
「それじゃ、もし、白出沢ではなく、铡盲坪删@沢を登ったら、どうなるんです?」
「最初は白出沢と同じようなガレ場なんだそうだが、そのうち、険(けわ)しい涸沢岳沢へと変わる。そこから稜線に出るのはかなり厳しいそうなんだ」
「涸沢岳沢? それって耍麤gさんの遺体が発見された場所じゃないですか?」
「そうなんだよ」
「と言う事は、耍麤gさんが新罚Ц撙榉'高岳山荘の建つ白出のコルへと登る途中、荷継小屋跡から先、本来進むべき白出沢ではなく、間摺盲骏氅‘ト案内板にしたがって荷継沢へと迷い込み、更にその先の涸沢岳沢の斜面から滑落して亡くなった???いや、深山が行動を共にしていたとすると、彼が耍麤gさんを人気(ひとけ)のない涸沢岳沢へと誘い込み、そこで殺した可能性も出てきますね」
「それと、もしも荷継小屋跡にあるル劝改诎澶颉ⅳ饯紊钌饯盲蒲预δ肖毠い皮筏い郡趣筏郡椋俊
「! そう言えば、深山は平湯温泉へ車で来たし、チェックインは夜。その日の日中、ル劝改诎澶渭毠い饧妞亭剖虑挨诵路'高から涸沢岳沢まで下見で登り、翌日、耍麤gを伴って再度同じル趣虻扦盲浚浚浚可钌饯纤{沢を殺した後(あと)、下山ついでにル劝改诎澶蛟à辘耍浚浚啃∩饯丹蟆ⅳ窑绀盲趣筏郡椤⑺{沢さんは深山に計画的に殺されたのかも知れませんよ!」
「漢波羅君、話が大変な事になってきたね。これはもう僕らの手に負えるレベルの話じゃ無いよ。どうだい? 奥飛騨署の仁科さんに事情を話して、あとは警察に眨伽皮猡椁Δ妊预Δ韦希俊

 確かに殺人事件の可能性が大きくなった以上、素人の俺がこの儘「捜査」を続けるよりは警察に委(ゆだ)ねた方がいいに決まっている。でも、不審な点があったにも関わらず、警察が事故死として処理したのが事の発端だし、第一、俺自身、折角(せっかく)ここまで眨偕悉菠郡猡韦颉ⅳ长蜗取⒕欷宋亭毪韦虾韦趣悉胜筏酸嬋护趣筏胜ぁ

「小山さん、この件、もう少し俺に眨伽丹护皮猡椁à蓼护螭俊
「でも、もし耍麤gさんを深山と言う男が本当に殺したのなら、その事を嗅ぎ回っている君に深山が危害を加えないとも限らない。何しろ、既に一人殺している事になるんだからねぇ。危険過ぎるよ」
「それは分かっています。でも、警察に話を引き渡すにしても、もう少し眨伽郡い螭扦埂
「でもなぁ???」
「小山さんのご心配はよく分かります。俺もその分、今まで以上に気をつけますから」
「分かったよ。君の性格じゃ、僕が留(と)め立(だ)てしても無理だからなぁ。本当に気をつけてくれよ」
「はい、ありがとうございます」
「ところで、これから何を眨伽毪螭坤ぃ俊
「とりあえず、一旦、枺─貞盲粕街Ф龋à浃蓼袱郡─颏趣趣韦ā⒆苑证巫悚切路'高から登ってみようと思います。そうすれば、何か見えていなかったものが見えてくるかも知れないですし」
「分かった。それじゃ充分気をつけてね。何かあったら、いつでもいいから電話をくれよ」
「はい」

 当初、平湯温泉から松本へと戻った後(あと)、自殺した深山の妹、節子の夫だった北村康隆を訪ねようと俺は考えていた。北村は節子の自殺後、枺─猷_里松本の実家へと帰り、今は父親の経営する建築設計事務所で働いていると聞いていたからだ。だが、小山と電話しているうち、俺は耍麤gが登ったであろう新罚Ц撙楹詻g岳への道程(みちのり)を蓿盲皮撙郡胜盲俊9扭ぶV(ことわざ)にも「百聞(ひゃくぶん)は一見(いっけん)に如(し)かず」と言うのがある。実際に現地を自分の足で歩き、自分の目で見た方が、何かを得られるかも知れない。なあに、まだ接触していない北村の事だ。逃げたりはしないだろう。

 俺は濃飛平湯バスセンタ楗啸工藖り、再び1時間半かけて松本バスタ撺圣毪丐葢盲俊K杀抉kへと入り時刻表を見れば、5分後に新宿行きのJR特急ス雪‘あずさが発車する。俺は急ぎ佨嚾蛸Iうと飛び仱辍⒁宦贰|京を目指した。

第10章 疑惑から確信へ

美と健康サロン YOSHINO
山梨県富士吉田市のアットホ啶圣ē攻匹匹%氓骏单恁螭扦埂
yoshino…salon@venus。san。ne。jp
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電話 090…2537…3405
(不定休?要予約) 
 
 枺─丐葢盲堪长稀酥刂蕙芝氓互螗咯‘へと足を撙印⑸皆赖貒恧沃肖椤笜尌鲈溃糠'高岳」を買い求める。この山岳地図には、表(おもて)に槍ヶ岳と罚Ц咴坤蛑行膜松细叩丐楸饱ⅴ毳抓鼓喜可接颏颔些‘する五万分一の地図が、裏に二万五千分の一の槍?罚Ц咴敿殗恧d(の)っている。信州側の上高地から明神、徳沢、横尾、涸沢(からさわ)を経て罚Ц撙味牼へと至るル趣项^の中に入ってるので地図等無くても全然平気だが、飛騨側の新罚Ц撙楗ⅴ抓愆‘チするル趣习匙陨硪欢趣獾巧浇U験が無い。途中、ル趣嗣预盲茣r間をロスするのはゴメンだ。ここは素直に山岳地図に頼る事にした。

 帰宅した俺は、早速、山支度(やまじたく)を始める。10月の枺─稀ⅳ蓼坤蓼琅àⅳ郡浚─い椤⒆扭胛镆护娜·盲皮狻ⅳ饯Δ饯荬摔工氡匾蠠oい。しかし、これが山、とりわけ標高3000メ去爰墹畏'高ともなると話は摺盲皮搿¥长渭竟潯⒁欢龋à窑趣郡樱⑻旌颏坤欷欷小ⅳ郡趣ㄆ降丐辘扦ⅳ盲皮舛牼には雪が降る。そう言う時季なのだ。3年前の事だが、10月上旬、紅葉真っ盛りの涸沢にまとまった雪が降った。涸沢は降り積もった雪で一面銀世界となったのだが、稜線はと言うと当然、こちらも真っ白だ。前罚Ц咴坤榘路'高岳、涸沢岳、そして、北罚Ц咴坤丐冗Bなる罚Ц撙未蟀侗冥柟猓à遥─苏栅椁丹欷瓢驻xき、雪の中にはナナカマドが燃えるような赤で彩(いろど)りを添える。今でも目に焼き付いてるが、実に美しい情景だ。そんな事を思い出しながら、俺は、アイゼンにピッケル、ワカンと言った冬山装備も準備する。

 平湯温泉から松本、更に枺─丐葢盲皮堪长稀⑸街Ф趣颏趣趣韦à毪取⒃伽印⑿滤薨k松本行きのJR特急ス雪‘あずさへと仱盲俊H栅2度も佨嚖贰|京と松本を行き来するのだから、何ともせわしない。しかし、今度の目的地は平湯温泉では無い。新罚Ц撙馈K杀兢樾路'高までは、松本バスセンタ樵伽鹰啸工藫eられていくのだが、あいにくと松本に着いた時には既に最終便が出発した後(あと)。やはり奥飛騨は遠い。今夜は松本駅近くのホテルへと泊まり、明日一番で新罚Ц撙叵颏Δ趣筏瑜Α

 10月20日、火曜日、午前7時50分── 。

 俺は松本バスセンタ楦呱綕怙wバスセンタ肖违啸工丐葋車した。夏山シ亥螭摔稀ⅳ长长樾路'高への直通バスが走っているのだが、今は登山シ亥螭饨K盤の10月。松本から新罚Ц撙匦肖摔稀⑵綔氯钎啸工騺り換えねばならない。平湯温泉で仱険Qえ待ちをする事25分。結局、新罚Ц撺啸攻咯‘ミナルに着いたのは午前10時を回っていた。

 バスを降りた俺は、バスタ撺圣毪坞O、新罚Ц撺愆‘プウェイ駅構内のレストランへと入り、とりあえずコ药‘を一杯注文する。八重洲ブックセンタ琴Iってきた地図をおもむろに取り出し、熱いコ药‘を啜(すす)りつつ、新罚Ц撙榉'高の稜線までのル趣蚋膜幛拼_認するのだが、見れば、ここから白出沢出合(しらだしさわであい)まで2時間、白出沢出合から重太郎橋(じゅうたろうばし)まで2時間、更に重太郎橋から荷継小屋跡まで1時間半、そして、荷継小屋跡から罚Ц咴郎角Pの建つ白出のコルまで3時間半。結局、新罚Ц撙榉'高の稜線に立つまで9時間はかかる事になる。腕時計に目をやれば、まもなく午前10時半。今すぐ発(た)ったとしても、稜線に蓿曜扭挨巳彰护蛴à皮筏蓼Α¥筏狻ⅳ饯伍g、泊まる事の出来る山小屋は1軒も無い。途中で幕営しようにもテントは持ってきていないし、地図を見た所、設営可能な場所も無さそうだ。焦ってもどうにもならないと観念した俺は、今夜は新罚Ц呶氯瞬搐蓼辍⒚魅栅卧绯⒊霭kする事にした。

 今夜の宿を求めて観光案内所を訪ねた俺は、ここからバスで来た道を少し下(くだ)った所にある一軒の温泉宿を紹介された。弓折岳(ゆみおりだけ)、槍ヶ岳、罚Ц哌B峰に源(みなもと)を発する左俣(ひだりまた)、右俣(みぎまた)の流れが、丁度、新罚Ц撙呛悉铯丹昶烟锎ǎà蓼郡铮─趣胜搿¥饯吻辶鳏藪欷氲酰à模─陿颏蚨嗓辘盲克私褚工嗡蕖干钌角P(しんざんそう)」はあった。

 今日はもう何も出来ないし、折角、奥飛騨温泉郷の最奥(さいおう)にある新罚Ц呶氯蓼扦浃盲评搐郡韦馈L枺à遥─悉蓼栏撙いⅳ长嗡拮月卧慈绷鳏仿短祜L呂へと浸かる。蒲田川河畔(かはん)にある露天風呂は、川上(かわかみ)に抜戸岳(ぬけどだけ)、川下(かわしも)に焼岳(やけだけ)を望み、周囲には丁度始まったばかりの紅葉が彩りを添える。川の潺(せせらぎ)に耳を傾けながら浸かる露天風呂は最高だ。普段、都会のス雪‘銭湯で溜飲(りゅういん)を下げている俺にとっては、この上も無い贅沢(ぜいたく)だ。夕食に出された飛騨牛のステ庵激盲郡贰⒄搜预κ聼oし???と部屋で寛(くつろ)いでいると、やおら携帯電話が鳴った。木村未来からだ。

「もしもし」
「響資さん? 未来です」
「どうしたの?」
「どうしたのって???一昨日(おととい)、昨日と2日間、電話が無かったから、ひょっとして響資さんの身に何かあったんじゃ無いかと心配になって電話したんじゃないですかぁ」
「それは、ゴメンゴメン」
「ところで、今どこですか? 響資さんさえ良かったら、これからどこかで食事でもと思ったんですけど???あ、2回もおごってもらっちゃったから、今回は私がおごりますよ!」
「ありがとう。気持ちは、とてもありがたいんだけど、それはちょっと無理なんだな。実は???今、岐阜にいるんだよ」
「岐阜?」
「うん、耍麤gさんの足跡を追って松本を訪ねたんだけど、そこから、平湯温泉、そして、新罚Ц呶氯丐绒{り着いちゃってね」
「て言うか、本当は誰か『いい女性(ひと)』と一緒に温泉旅行でもしているんじゃ無いですか?」

 電話越しだが、どうやら彼女はふくれているようだ。思わず目に浮かぶ。

「本当だって。君に嘘ついても仕方ないだろ?」
「信じてますよ、私だって。平湯と新罚Ц撙坤胜螭疲浚浚棵販菠辘筏皮い腠戀Yさんが羨(うらや)ましかっただけですぅ」
「おいおい???俺だって撸Г婴抢搐皮い朐Uじゃないんだよ」

 俺は、松本を訪ねてから今日までの経緯(いきさつ)を彼女に話した。

「それじゃ、深山係長が耍麤g課長を殺したって言うんですか?」
「いや、まだ深山さんが耍麤gさんを殺したって決まった訳じゃ無い。今の所は、その可能性が高いって言うだけだよ」
「でも、響資さんは深山係長を疑っている訳でしょ?」
「まあね」
「で、これからどうするんですか?」
「明日の早朝、宿を出発して、新罚Ц撙樗{沢さんの遺体が見つかった涸沢岳沢へと登ってみるよ」
「それじゃ、明日はまだ戻ってこられないんですか?」
「ああ。新罚Ц撙蛟绯霭kするけど、日帰りは無理だろうから、明日は稜線の山小屋へ泊まるよ。そっちへ戻れるのは明後日(あさつて)か???明明後日(しあさつて)になるかなぁ」
「分かりましたぁ???」

 彼女は淋(さみ)し気(げ)な声で答えたが、こればかりは仕方がない。ここは彼女に我慢してもらうしかない。

「ところで、未来さん、一つ約束して欲しい事があるんだけど」
「何ですか?」
「深山さんが耍麤gさんを殺した可能性が高いとは言え、まだ『クロ』と決まった訳じゃないし、会社では深山さんに、ごく普通に接してもらいたいんだ」
「普通に?」
「そう、普通に。何事も無かったかのようにね。それと、未来さんが俺と会ったり、電話で連絡取り合ったりしている事も一切伏せておいて欲しいんだ。約束してくれるかな?」
「それは、響資さんの頼みなら何だって聞きますよ。でも、何故ですか?」
「俺が考えているように、もしも、深山さんが本当に犯人だとしたら、色々嗅ぎ回っている俺や未来さんに、どんな危害が及ぶか分かりゃしない。それに元はと言えば、未来さんをこの件に引きずり込んだのは俺だし、万が一、未来さんの身に何かあったりしたら、俺???」
「響資さん???ありがとう???」

 電話越しだが、彼女の声が震えているのが分かる。どうやら、泣いているようだ。

「未来さん???大丈夫?」
「ええ、大丈夫。嬉しかったんです。響資さんが私の事、心配してくれて???」

 普段、女心なんて丸きり分からない鈍感な俺でも、流石にこの一言(ひとこと)には心が揺れる。初めて、彼女の事を心の底から愛(いと)おしいと感じた。

 電話を切った俺は、彼女の声の余韻を胸に布団へと入る。それにしても、ヌ佶毳些‘グで彼女と初めて出会ったのは、ほんの5日前の事だ。にも関わらず、お互い、こうも早く惹かれ合うようになるだなんて。それもこれも耍麤gの死がきっかけなのだから、正に人の縁とは不思議なものだ。

 10月21日、水曜日、午前7時── 。

 宿の主(あるじ)に頼んで用意しておいてもらった弁当を受け取り、俺は深山荘を出発した。空はどこまでも蒼(あお)く澄み渡り、蒲田川の流れが上流から冷風を撙螭扦搿?諝荬狭荩à辘螅─趣筏皮い贫嗌偌『ぁ

「なあに、歩き始めれば、どうせ汗ばむんだから、これくらいで丁度いいや」

 今日は朝から夕方まで、みっちり歩く事になる。長い道中を前にして、自らに気合いを入れる。

 新罚Ц撙虺霭kした俺は、右俣谷左岸の退屈な林道を行く。左俣谷沿いの林道を行けば、双六岳(すごろくだけ)、三俣蓮華岳(みつまたれんげだけ)、鷲羽岳(わしばだけ)、水晶岳、课謇稍溃à恧伽搐恧Δ坤保─妊预盲俊ⅳい氦烀坤郡氡饱ⅴ毳抓工蚊澶丐戎沥毪韦坤⒔窕丐蠀gなる物見撸剑à猡韦撙妞丹螅─康膜扦蠠oい。あくまでも、耍麤g、そして、深山が歩いたであろう足跡(そくせき)を蓿毪韦康膜馈S屹读值坤驓iくこと1時間。最初の休憩地、罚Ц咂剑à郅郡坤い椋─丐茸扭I饯沃肖我卉幩蓼妊预盲匡L情(ふぜい)の罚Ц咂奖茈y小屋が建っているが、あいにくと人っ子一人いない。入口横の案内板をよく見ると、この時期は土日しか営業していないと書かれている。道理で誰もいない訳だ。俺は小屋の前に広がる放牧場で、鳥が囀(さえず)る中、長閑(のどか)に草を食(は)む牛達を眺めつつ、暫し休息を取った。

 罚Ц咂饯虺訾1時間。白出沢出合に着く。この儘、林道を進めば、槍平(やりだいら)を経て「日本のマッタ邾毳蟆工趣獬皮丹欷朊濉尌鲈坤丐戎沥毪韦坤⒘值罋iきはここでお仕舞いだ。ペットボトルに湧き水を補給し、右側の樹林帯へと足を踏み込む。ここから次のポイント、重太郎橋までは白出沢左岸の獣道(けものみち)の如(ごと)き細い登山道を行く。陽光(ひ)を遮(さえぎ)るものが無かった林道とは打って変わり、木陰(こかげ)の中を歩くので、とても涼しい。とは言え、新罚Ц撙虺霭kし

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